スマホの中の質屋「CASH」はきちんと運営できるのか




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スマホの中で「質屋」を利用できるアプリ「CASH」がリリースされました。

モノを手放さずすぐに現金が手に入る

普通の質屋は品物を預けることで、それを担保にお金を貸してくれるお店。

「CASH」は質屋に良く似たサービスで、質に入れたい品物の写真を撮ると、その製品がその場で査定されてアカウント内に査定額が即座に入金されます。

入金されたお金は金額が10,000円未満であればローソンの店頭で、10,000円以上であれば銀行振込で受け取ることが出来、担保にしたモノを手放すことなくすぐに現金を借入ることが可能です。

受け取った現金の返済方法は2種類

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借り入れた現金の返済方法は2種類の中から選択が可能。

1つ目は、2ヶ月以内に現金で返済する方法。
もう一つは、借入の際に担保にした品物を郵送する方法。

現金で返済する際は借りた金額に15パーセント上乗せされた金額を返済する必要があり、2ヶ月で15パーセントの金利と考えるとかなり割高な印象を受けます。

しかし、メルカリ等ではクレジットカードの現金化等の目的で「現金の販売」も行われていたことから一定数は利用者がいるものと思われます。

査定方法がガバガバ

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「CASH」で現金を受け取る際、担保にする品物の査定基準がかなり曖昧な印象を受けます。

試しにApple WatchやiPhone 7を査定に出してみましたが、商品の状態等はアプリ内での自己申告のみ。

査定額も市場価格を考慮しているとのことですが、何点かの品物で試してみた限りでは品物一点あたりの査定額は20,000円が上限に設定されているようです。

また査定の際に品物の写真の添付を求められるものの、時間をかけて品物の確認をされるわけではなく、あくまで担保にした品物を実際に持っているかだけの確認だけの様子。
これでは極端な話、ネット上で拾ってきた画像などでも申請は出来てしまいます。

本人確認がかなり曖昧 きちんと資金回収できるのか

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サービスを利用する際、自身でアカウントを作成する必要がありますが、その際氏名や住所といった個人情報の入力は必要なく、電話番号を入力してSMSの認証を行うのみでお金を借りることが出来てしまいます。

返済能力等を確認する審査等が行われるわけでもないため、極端な話、ケータイショップ等のデモ機でSMS認証が行われた場合、CASH側には正確な個人情報が何も伝わらないため、きちんとお金を回収しきれるのか疑問です。

口座振込で現金を受け取る場合は、口座情報を得ることは可能ですが、コンビニで受け取る場合、どこまで細かく本人確認が行われるかは怪しいところです。


今までにないサービスでコンセプトは面白いなと思うので、「CASH」が上手くいけば似たようなサービスは今後増えてくるでしょうが、きちんと資金を回収できるのかや、今後どういった形でサービスが運営されていくのか気になるところです。

申し込みが殺到し「CASH」がサービスを停止 再開は未定

2017.06.29